自分自身の呪縛
ある人は過去の自分の過ちをとても悔やんでいます。
もう何年も夢に魘されてます。
「俺は、恐らく過去の人間に恨まれてる」
その恨みが俺を苦しめているんだ!
と言います。
私から見ても、彼にとても違和感があります。
私は霊媒師でも占い師でもないので、感じたものに対して忠告はしません。
でも、解決に繋げる為のアドバイスならできます。
彼に対して私は言いました。
過去のあなたの行動によって苦しめられた方々の恨みと言いましたね。
それは違います。
「あなたが、あなた自身を呪っています、そう、都合良く誰かのせいにして」
この呪縛から解き放たれる為にあなたは何をしましたか?
「...」
何かにつけて霊障に結びつける、それはとても危険なことです。
そのマイナスなオーラが、時として浮遊霊や邪鬼や自縛霊を呼び寄せることがあるからです。
「では、罪を犯してしまった方々に心から謝罪して、償う気持ちで日々全うに生きる事で恩返ししてみてはどうでしょうか?」
「俺は真面目に謝り続けて、真面目に生きてる」
「それならば、もうとっくにあなたは罪を償っているはずですね?」
「...」
「自分を許す事です」
「では、真面目に生きてるあなたを褒めてあげてください。」
報われない彼の心が可愛そうです。
罪を謝罪し続けた彼の全うな気持ちも、どうか受け止めてあげて欲しい。
自分との戦いではなく、
自分を受け入れる事です。
侵した罪の記憶は消せません。
しかし、罪を侵した事がない人が何処にいますか?
罪を問うなら、大きさではなく罪は罪です。
私は罪には時効があって良いと思います。
私の神は言いました。
人は罪を憎むが、許すことが救いだということも知っています。
人は皆、神の子なのです。
私の神はいつも優しく、平等に
そして深く大きな愛で見守ってくれています。