☆~Rurbanの羽~☆

使命としてスピリチュアルを受け取るままにブログで表現します

お墓参り

昔、暑い夏のこと

祖母と祖父のお墓参りに行きました。

お墓まで家族連なって歩いていました。

「なんでこのクソ暑い中歩かなきゃいけないのょ〜、タクシーで行こうよ」なんてふてくされて歩いていました。

すると私の背後から「あの...」と心細げな声がしました。

1番後列を歩いていた私はその声に振り返りました。 

「〇〇墓地はどちらですか」と後ろに老婆が荷車を持って立っていました。。

顔をよく見ると顔の半面は青あざで内心「なんか薄気味悪い」と正直思いました。

しかし私は幼い頃からなぜか老人が好きで老人を見ると「何か力になりたい」と思うんです。

「〇〇墓地ですか!私たちもこれから行くとこなので一緒に行きましょう」と言うと「はい」と一言言って老婆は頷きました。

なんか見てはいけないものをみた感覚で、私は気になりながら、ちょこちょこ後ろを気にして歩いていました。

どんどん離れていくように感じましたが老婆は後をしっかりとついてきます。

墓地の入り口まで来たとき、「付きましたよ、ここが、〇〇墓地です」と老婆に教えてあげようと思って振り返ると、私の後ろには誰もいませんでした。

キョロキョロとあたりを見回す私に「あんた何やってんの?」私の不審な行動に母が気づいて聞いてきました。

「なんでもないよ!」と言ってごまかしましたが、わたしが見たものはやはり形になってはいないことを認識しました。

私は自分の祖父母に対し、「お婆ちゃん、お爺ちゃんご無沙汰してごめんね。」と心の中で強く念じました。きっと、あの老婆も孫に会いたくて、思いを募らせて現れたお婆ちゃんなのだと思ったからです。


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